墨田・本所吾妻橋の革小物工房「HIS-FACTORY」の代表、中野克彦さんのおすすめ映画はコレ! Vol.1
こんにちは~! 錦糸町で映画祭を開催することを夢見る、ラッコ星からやってきた、楽天地を勝手に応援キャラのラッコ天使です。
今回、映画のお話をしてくれるのは、本所吾妻橋で革小物工房「HIS-FACTORY」の代表であり、クリエーターでもある中野克彦さん。
「HIS-FACTORY」は、イタリアトスカーナ産・植物タンニンなめし革による鞄、財布、小物等をハンドメイドで提案する革小物工房。革のエイジングの魅力を発信しているんだって。
さあ、どんな方なのでしょう?待ち合わせに現れたのは、ロマンスグレーのお兄さま。
よろしくお願いいたします!
克彦兄ぃはどんな映画を観るの?
「アル・パチーノに憧れてます(笑)
『ゴッドファーザー』や『カリートの道』、『ヒート』もサイコ―だよね。男のダンディズムみたいなものが、なんともいえない。
SFも大好き。『スター・ウォーズ』シリーズは全部観たよ。
若い時は、ダース・ベイダーのライトセーバーがかっこいい!程度の感想だったんだけど、ここ15年ぐらいは神話を読むようになって、『スター・ウォーズ』って、プリンセスがいたり、聖剣らしきものがあったり、アメリカの神話っぽいよね。」
『スター・ウォーズ』が神話⁉ 斬新な発想です。
「単純なストーリーも好き。例えば『インデペンデンス・デイ』。
一般人が地球征服をたくらむ悪者から世界を守る、みたいなの、いいよね。」
単純でかっこいい映画。確かに、大画面で観たいよね。
克彦兄ぃは、恋愛映画やしっとりした映画は観ないの?
「しっとりというわけではないけど、『ペイ・フォワード』は何度か観ている。
社会科の先生から『世界をよりよくするために、自分でできることを実行する』という課題を与えられた少年が、『人から受けた行為を、別の人に回す』と考えて、実行に移す話。
自分の身に置き換えてみると、まさにその通り。
俺は吾妻橋の近くで革小物の工房を開いています。
質のいい革は使えば使うほどに味が出る。エイジングのよさ、ホンモノの革の味わい深さを広めていこうと工房を開きました。
自分の信じた道を地道に進んできたけれど、それは地域の人々の協力なしでは、ありえない。
地域の人々に生かしてもらっているから、その恩返しをしたい、と考えて地元のイベントなどに参加しているんだよね。
お金や利益ではなく、親切にされたらその運を回せば、みんながハッピーになる。
「ペイ・フォワード」は、自分がなんとなくやっていることが正しい、と確信させてくれた作品で、忘れた頃に再認識するために観ている。」
3人に親切にしたら、親切にされた3人はそれぞれまた別の3人に親切にして、みんなが幸せになれる、という映画だよね。
世界中の人たちがそうして親切を広げていったら、差別や争いがなくなるかもしれないね。
ボクもたまには観ようかな。
来週は、上映中の映画のお話です。
中野克彦さん
本所吾妻橋にある革小物工房「HIS-FACTORY」のオーナー。イタリアトスカーナ産・植物タンニンなめし革を使い一つひとつ丁寧に製作する作品は、飽きのこないデザインで長く使用できると定評がある。年を経るごとに表情を変える、上質の革だからこそのエイジングの魅力も伝えている。
HIS-FACTORY
https://his-factory.com/about
ラッコ天使
出身地:ラッコ星
趣味:映画鑑賞、おいしいものを食べること、お得なものを見つけること。
将来の夢:錦糸町で映画祭を開くこと。