『ベルファスト』ネタバレしない!映画感想 映画イラストレーター高松啓二さんのおすすめ映画はコレ!!Vol.2
先週から引き続き、映画スターを描き続ける高松啓二さんと一緒に、映画鑑賞するのだ。 楽天地の映画フロアに来ました。 上映中&上映予定のチラシがたくさん! 何を観るか予定していても、このチラシ見たら迷っちゃうよね。
高松師匠が迷っています。
チョイスしたのは
『ベルファスト』
『ヒットマンズ ワイフズ ボディガード』
『ナイトメア・アリー』
この3つで選んだのは……⁉
『ベルファスト』!
2022年アカデミー賞7部門でノミネートされ、脚本賞を受賞した作品です。
これは期待できちゃう?
個ラッコ的に『ヒットマンズ ワイフズ ボディガード』のサルマ・ハエックちゃん観たかったのにぃ。
ジュード・ヒルくんがかわいいから許しまふ♡
舞台は、本作品の製作、監督、脚本を務めたケネス・ブラナー氏の出身地でもある、1969年の北アイルランドの街、ベルファスト。
主役のジュード・ヒルくん演じるバディの目を通して、キリスト教のプロテスタントとカトリックの争いで穏やかな街が一変する様を描いた作品で、監督の自伝的作品でもあります。
映画館を出た高松師匠を直撃したら、、、
な、な、なんと涙でぐしゃぐしゃで、お顔をお見せできません!
「泣けました……。とにかく、よい作品。ボクが選べるなら、第94回年アカデミー作品賞は、コレ。
プロテスタントとカトリックの間で暴動が頻発する中で、バディは成長していくんだけど、宗教の違いでいじめがあったり、好きな女の子ができたり、街は大変なことになっているけど、どの時代の少年も体験しそうなことを描いている。
監督とボク、ちょうど同じ年代で、日本では学生運動が盛んな頃。
ボク、その頃佐世保にいて、街中でデモをよく見かけたの。
それからボク、引っ越しが多くて、方言でいじめられたり。
このバディくん、映画とテレビドラマが大好きなんよ。
これがまた、自分も観たことのある映画やドラマで、劇中劇に出てくるの。
そういう自分の子供の頃とオーバーラップして、もうもう、共感しすぎて涙が出てきちゃう。
こういうと、監督と同年代にしか響かないように聞こえるかもしれないけど、おじいちゃんとのやり取りなど、必ず自分に投影できる部分があって、若い世代でも心にぐっとくるはず。
それと、バディくんが劇中で観る映画。これ、映画好きにはたまらないラインナップです。
それをチェックするだけでも、おもしろい。
どの世代も、アルバムを見せてくれたような感覚になるんやないかな。
アカデミー賞は脚本賞のみ、でしたが、ボクが作品賞、あげちゃう(笑)」
高松師匠、話が止まりません!
しかも、あまりに感動したようで、なんとイラストを描いてくれました!
「“色”を気にして観ると、おもしろいよ」
と高松師匠からのアドバイス。
どういうことなのか、観た人だけのお楽しみ!
今度の週末は、楽天地で『ベルファスト』、どうでしょう?
来週は、映画大好き高松師匠と、映画終わりにおすすめのお店へ行きます!
高松啓二
映画スターのイラストやクラフト作品が大人気。アプリ版『ぴあ』で連載中の『水先案内人』ではコラムを、『大人向け映画ガイド』ではイラストを担当している。
Facebook
https://www.facebook.com/keiji.takamatsu.5
「みなと映画イラスト展BY高松啓二」4/1〜6/15
場所:みなと図書館(リンクはみなと図書館アクセス)
https://www.lib.city.minato.tokyo.jp/j/minato.html
ラッコ天使
出身地:ラッコ星
趣味:映画鑑賞、おいしいものを食べること、お得なものを見つけること。
将来の夢:錦糸町で映画祭を開くこと。